【減少した日本人の海外旅行】
2025-05-03
コロナが開けた直後に日本人に人気のあるハワイや台湾に行く機会があったのですが、空港でのコロナ陰性検査チェックが厳しく、現地で日本人観光客を見かけることはとても少なかったです。
今回、4月18日から28日までフランスのパリとスペインのグラナダ、バルセロナ、ドイツのマインツを訪問してきたのですが、コロナが開けて3年近く経過しているにも関わらず、どこも日本人観光客を見かけることは少なかったのが印象的でした。
最近は、外国人観光客が日本に大勢押し寄せてきている一方、海外に出かける日本人は減少の一途を辿っていると言われています。
旅行大手JTBの「2025年の旅行動向見通し」によると、日本人が「海外旅行に行かない理由」として、「旅行費用が高い」(33.6%)、「家計に余裕がない」(26.4%)、「円安だから」(24.4%)などの理由が上位を占めていて、主に経済的な理由で海外旅行に行かないと考えている人が多いとのことです。
確かに、ハワイやパリでは日本の物価の2~3倍はするし、サービスや味も日本の方が優れていることは実感としてあるので、わざわざ高い費用をかけて外国に行く必要があるのかという考えの方の人が増えるのも理解できるところです。
また治安に関しても、日本人は特に脇が甘いのでスリのカモにされ易く、より注意が必要だと言われていますが、コロナ後は、欧米では益々治安が悪化していて、高級腕時計をしていた人が、腕を切られて時計を盗まれた事例もあるので、安全を確保するためには少し高くてもツアーに参加した方が安全だとまで知人から言われました。
私はツアーは自由度が低いので、今までツアーを使うことはほとんどなく、今回も一抹の不安はあったものの、ツアーは使わずに各街ではバスや地下鉄、Uberやタクシーを使って移動したのですが、幸いにも危ない状況になることはありませんでした。
いつも海外に行って感じることは、日本は何と住みやすい国なのかということを感じることで、今回も改めて日本は物価が安く、街は綺麗で安全で、人々も親切でおもてなし心もあり、食べる物も豊富で美味しくて、とても住みやすい国であることを実感しました。
また、パリに行く機内で、CAの人といろいろな話で盛り上がったのですが、CAの皆さんからサプライズの誕生日祝いをして頂き、そのおもてなしの気持ちにとても感動しました。
CA一同からのHappy Birthdayと書かれたメッセージカードとプレート、デザートも2つ頂いたので、隣の席に座っていたフランス女性に1つ差し上げたところ、とても喜んでくれました。
彼女はフランス北方のブルターニュという大西洋の海岸近くの町から日本に来て丁度開催したばかりの大阪万博、広島、京都、東京を約2週間観光して帰るところだとのことでした。
彼女は片言の日本語と英語しか分からず私もフランス語は分からないので、彼女はスマホの翻訳機を使って私は得意のボデーラングエッジを駆使して楽しい時間を過ごすことができました。
こんなサプライズや出会いがあることも旅の楽しさなのだと思います。