【幸せはいつも自分の心が決める】
2025-06-15
相田みつをさんの「幸せはいつも自分の心が決める」という言葉を私は座右の銘にしています。
幸せな人生を送るためには、健康、家庭や社会との繋がり、経済的・時間的な自由は欠かせないと思っているのですが、たとえこの3つの要素が満たされていても不幸な人はいるし、どれかが欠けていても幸せな人がいるのも事実で、これは何故かいうと「幸せはいつも自分の心が決める」という相田みつをさんの言葉のとおり、他人がどう思おうが自分自身がどう思うかで、幸せかどうかは決まるからです。
最近は、お年寄りのアイドルとまで言われるようになった精神科医で作家の和田秀樹さんは、「70歳からいいことばかり起きる人」という自身の著書の中で、幸福度が最も高いのは実は高齢者で、幸福度が最高値に達するのは82歳以上だと述べています。
「年をとると頭も足腰も衰え、家に閉じこもりがちになる」
「病気がちになり、少ない年金でつつましく暮らすことになる」
高齢者には、こうしたネガティブなイメージが浮かび、幸せな高齢者を思い描けない人は多いと思います。
アメリカのダートマス大学のデービッド・ブランチフラワー教授が、世界132カ国を対象に人生の幸福度と年齢の関係を調べた研究では、幸福度は18歳から下がり始めて、48.3歳で不幸のピークに達すると上がり始め、幸福の最高値に達するのが82歳以上になり、その軌跡がアルファベットのUを描くので、「幸福のU字カーブ」と呼ばれているそうです。
面白いのは、この「幸福のU字カーブ」は、先進国でも発展途上国でも、欧米でもアジアでも変わらず世界共通だということで、日本も例外ではなく人はもともと齢を取れば取るほど幸せになるようにできていると述べています。
マスコミ報道では、認知症や熟年離婚、孤独死や老後破産といった内容の報道がされることが多く、老後に対する不安や恐怖を煽っていますが、これはそのほうが視聴率や注目度、クリック数が高くなるからで、実際にはそれらのことはほんの一部に過ぎず、多くの高齢者は程度の差こそあれ、それなりに幸せな毎日を過ごしている人が多いのだと思います。
人生、すべてはものの考え方や感じ方で幸福度は違ってくるという、
相田みつをさんの「幸せはいつも自分の心が決める」という言葉を、再度、肝に銘じて生きていきたいと思っています。