【優先席のマナーについて!】
2022-06-21
私の学生時代の友人で、20年以上も腎透析を続けている人がいます。
彼は、コロナのハイリスクグループに属するため、ちょっとした発熱でも頻繁に入院をしていました。
最近、発熱がきっかけで、1カ月以上も入院したため、歩けなくなってしまい、しばらくリハビリを続けていて、ようやく通勤をはじめたところのようです。
その彼から、以下のようなメールをもらいました。
今、通勤電車で帰宅中なのですが、立っているのがいかにも辛そうなお婆ちゃんが乗車してきて、ちょうど私の前の優先席が空いたのですが、横に立っているネエチャンが座ろうとするのを制してひとまず私が席を確保しました。
お婆ちゃんが入口横の優先席横の手すりにすがりついて立っているのに目の前のネエチャンもその横のオジサンもまったく代わる気がないので、私が横からわざとらしく彼らの前からお婆ちゃんを呼んで席を代わりました。
しかし、いつからこの国はこんな酷い国になっちゃったんでしょうか。
席譲りと言えば、私は5年ほど前にバリでサーフィンをして足指骨折をした時、
しばらくギプスをして電車通勤をしたのですがり、私の前あたりに座っていた多くの男性たちは、寝たふり?をしている人が多かったです。
席を譲ってくれたのは、8割方は女性で、その中でも、70代後半と思われるお婆ちゃんが
私に席を譲ってくれようとしたのだけれど、これは、さすがにお断りしました。
先月行ったハワイでは、市バスは車イスの方が介助なく一人でも自由に乗れるシステムになっていて、車イスの人が乗車すると優先席に座っている複数の人たちが皆席を譲り、運転手が優先席に車イスを固定する、という流れができていました。
私は、その流れを見ていて、とても心地よく感じました。
また、65歳以上の人は、わずか6 $で一カ月間市バス乗り放題というシステムになっていて、高齢者と障害者の方に対してとてもやさしい社会なのだと感心しました。
私がバスに乗って優先席あたりで立っていたら、席を譲ってくれようとした若い女の子がいたんだけど、“ No problem. Thank you !! ” と言って、この時ばかりは丁重にお断りしました。
まだまだ若いと思っている自分としては、さすがに、ちょっと複雑な気持ちでした。