apc株式会社

APC株式会社

【高齢になって一番気をつけたいこと】 

2025-10-01

高齢になると体力や筋力が低下したり、回復が遅くなったり、 感覚機能が徐々に衰えてきたりしますし、定年後になると社会との繋がりも少なくなってきます。

こうした加齢に伴う心身や環境変化の中で、私が最も大切に思っていることは、歩く機能が衰えないように予防することです。

高齢者が足の骨折をすると致命的になるとは良く言われることですが、骨折によって入院したり動けなくなったりすると、筋力が低下して歩行能力の回復が難しくなります。

また体を動かさないことによって、筋肉や関節、心肺機能も衰えてしまいますし、認知機能の低下を招くリスクにもつながります。

筋肉は1年に1%ずつ減っていくと言われています。

特に下肢の筋肉は減りやすく、筋肉量のピークは20歳頃で、そこから1年に1%ずつ筋肉が減っていくと、50歳には30%減り、70歳では半分になってしまうことになります。筋肉量が体力に比例すると考えれば、70歳の人の体力は20歳の人の半分しかないということになります。

しかし実際は、70歳でも体力のある人とない人がいるわけで、それは、筋肉は何歳であっても鍛えることによって筋肉量は増えて筋力も高まることがわかっていて、体力のある人は、筋トレも含めてアクティブな生活をしている人です。

私は、高齢になって一番予防したいことは何かといえば、転倒による下肢の骨折で、その予防のためには適度な運動を継続して筋肉を維持あるいは増強することにつきます。運動をすることは、単に体力や筋力の維持・向上だけではなく、心肺機能や代謝機能の改善、免疫力の強化、生活習慣病の予防にも繋がります。さらには精神的な効用として、ストレス解消、睡眠の質改善、うつ・不安の解消、認知機能の維持にもつながるわけで、様々な効果が期待できます。

来年、瀬戸内しまなみ海道をサイクリングで渡ろうとか、ホノルルフルマラソンに参加しようといったお誘いを受けているのですが、せっかくの機会でもあるのでチャレンジしてみようと思っています。

ただ、転倒して下肢の骨折をしてしまっては本末転倒になってしまうので、くれぐれも気をつけないといけないですね?

«

»