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【屋久島で出会ったポーランド人】 

2025-03-31

山仲間9人で世界自然遺産の屋久島に行って来ました。

1ヶ月に35日雨の降る島とも言われる屋久島ですが、我々は3日間とも好天に恵まれました。今回参加できなかったメンバーからLINEが届き、屋久島は3月27日の夕方から夜に向けて観測史上最大118ミリの猛烈な雨だったそうで、「皆さん、引きが強いですね?」とのコメントでした。

参加メンバーの娘さん夫婦が屋久島に行った時も雨ばかりで長~~いトロッコ道をひたすら服もびしょ濡れで歩き続け、何のために屋久島に行ったのかと嘆いていたと言っていました。

また、私達が到着する2~3日前までは天候が大荒れで、飛行機やフェリーは欠航して島には入れなかったようで、「とても運が良かったですね?」とホテルの人からも言われました。

縄文杉コースでは、数日前まで降っていた雪が残っていて、我々はアイゼンを持っていなかったので、身の危険を感じて大王杉までで断念するチームと縄文杉にチャレンジするチームに分かれました。私は、もちろん断念チームでしたが、樹齢3000年と言われる大王杉やウイルソン株から♡が見れたのはとても良かったです。

人気の白谷雲水峡コースでは、苔むす森の幻想的世界と太鼓岩からの絶景も堪能することが出来ました。

最近は、外国人観光客が急増している日本ですが、屋久島は世界自然遺産に登録されているためか外国人観光客も多く、皆さんすれ違う時には「こんにちは!」と日本語で挨拶をされていました。やはり外国では、挨拶だけでもその国の言葉を話すと、それだけで心が通い合いますし、お互いに気持ち良く感じるものです。

白谷雲水峡コースで出会ったポーランドから来たという見かけ上30代の男性は、1カ月間、主に京都、岡山、四国、広島、山口県など西日本を旅する予定だと目を輝かせて言っていました。

現役バリバリの年代なのに1カ月間も旅行をする時間が取れるというのは、どのような仕事をしているのだろうと、ふと思ってしまいました。
同時に、以前私が勤めていた外資系の会社で、日本に出張で来日した同じく30代の米国人プロダクトマネジャーと話したことを思い出しました。

彼は、米国の大学を卒業後、2~3年間世界を放浪し、米国帰国後にメディカルスクールに通って医師免許を取得し、製薬会社に就職したと話していました。
私はそれを聞いて、日本ではあり得ない経歴だと思ったのですが、今思えば、世界を放浪したといっても何らかの目的を持って彼は放浪をしていたのだと思います。

屋久島で出会ったポーランド人とは、山道ですれ違っただけなので、あまり突っ込んだ話はできませんでしたが、彼なりにキチンとした目的を持って日本に来ているんだなと感じました。

旅は、景色やその土地の食べ物や文化、歴史に触れることができるのでとても楽しいのですし、日常生活から離れるためかオープンな気持ちにもなれるので、そこで出会う人々との交流もまた一つの楽しみでもあります。

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