【今話題のロジカルダイエット】
2024-06-14
私は、長い間外資系企業で仕事をしてきたのですが、欧米では、自分の体重を管理できない人は組織のマネジメントはできないとも言われていて、確かに欧米のマネジメントの多くは肥満の人は少なかったように思います。
日本を含めて先進国は、どこも飽食の時代になっていて、特に米国企業が経営するファーストフード店ではカロリーの高い製品が多く販売されていて、何も気にせずこれらの製品を食べたり飲んだりしていれば、ついついカロリーを取り過ぎてしまう環境にあります。
一部の米国人特有の超肥満体型をした人は、遺伝的なものだと言われたものですが、昔の日本では見られなかったこのような超肥満体型の人は、最近では日本でもみかけるようになり、決して遺伝ではなく食生活によるものだと思っています。
従って、このような食環境下の中においても体重をコントロールできている人というのは、確かに、何らかの方法で自分の体重管理をしているものと思います。
私は以前に、日本と世界の最先端のダイエット手法について、その道の専門家から時間をかけて直接学ぶ機会があったのですが、その内容は、いずれも糖質制限であったり、質の高い食品の選び方や食べ方、ダイエット方法、運動や睡眠方法といったもので、それはそれで体には良さそうな方法ではありました。
しかし、現在の日本社会においては、裕福で強靭な精神を持ち合わせた人以外には無理がある内容でしたし、ストレスも多く、自分には到底無理だと思いましたし、広く一般の人もなかなか難しい方法ではあると思いました。
そこで私が行った方法は、自分で丁度良いと考える体重65kgを目安にして、少し(1kg程度)体重が増えたかな?という時は、食事の量を少し減らし、少し(1kg程度)痩せたかな?という時は、食事の量を少し意識して増やすこと、ただそれだけを心がけた生活をしていたのですが、15年以上も体重65kg前後を維持し続けています。
食事面で日常心がけていることと言えば、食事内容が偏らないように緑黄色野菜、肉、魚、果物などのバランスの良い食事にすることと食べる量だけなので、ストレスはまったくなく、もし体重を67kgにしようとか、63kgにしようと思えば、特に苦労なく1ヶ月以内にはその体重に持っていけると思っています。
最近話題になっている「ロジカルダイエット」を提唱している清水忍氏の著書を読んだのですが、まさに私が日頃何気なく食事量をコントロールしながら体重をコントロールしていることを提唱していて、しかも「何故なのか」ということが実に理論的に書かれていました。
とても納得できるダイエット方法ですし、誰もがお金を使わずに無理なくできる方法でもあると思います。
「無理したダイエットは必ずリバウンドが起こる」という人間の脳の仕組みを理解して、基本的な考え方から改善するという手法は、とても説得力がある内容でした。