【健康に一番良い食事方法とは?】
2022-04-08
健康予防やダイエットのための食事方法について、医師や栄養士といった専門家がいろいろな理論とエビデンスのもとに、これが健康やダイエットに一番良いと言って主張しています。
例えば、玄米菜食、ナチュラルハイジーン、糖質制限、ケトジェニック、ローフード、地中海式食事法、パレオ(旧石器時代)ダイエットなどなど、数え上げたら切りがないです。
今主流となっている糖質制限ダイエットは、主食と言われてきた白米やパンは最も避けるべき食品であると言われていますが、一方では白米をメインにした白米ダイエット手法もあります。また、動物性タンパクはダメだとか積極的に摂取すべきだとか、バナナやリンゴのような糖質の多い果物は良くないとか、果物は酵素が入っているので消化器系の負担が少ないので積極的に食べるべきだとか、真逆の主張があったりします。
いったい何が正しいのか、何が体に良くて何が体に悪いのか、勉強すればするほどわからなくなってきます。そのうち食べるものがなくなってしまい、それが過剰なストレスになったりして。
要するに、これだけ多くのダイエット手法が存在し、各々成功している人がいるということは、正解は一つではないということです。
前回のコラムでご紹介した世界最長寿で119歳の田中カ子さんの大好物は、「砂糖の塊なので避けるように、と糖質ダイエットで言われているコーラ」だそうです。ビックリですね。これはコーラが健康に良いということではなく、コーラ以外の要因の方が健康にとって圧倒的に影響が大きいということだと思います。
大事なことは、人はそれぞれ遺伝子や生活環境が異なりますので、その人に合った方法を見つけ、それを信じてブレずに実行し、楽しみながら継続することです。過激なものほど長く続けることができず、リバウンドが生じて元に戻ってしまうケースが多いですし、実は過剰なストレスが、体には一番良くないのです。
ライフスタイルを含めて、無理のない自分に合った食事方法を試しながら見つけることが大切ですね。主治医は自分なので。