【楽しみを共有するという爽快感!】
2023-03-16
山仲間で奥高尾の「景信山」に登って餅つきをしてきました。
景信山の山小屋の大将が、餅つきをする場所として絶景が見えるベストポジションの席を我々のために確保してくれていました。
ここの餅つきは人気があるとのことでしたので、あちこちで「餅つき大会」になるのではないかと思っていたのですが、当日、餅つきをやっていたのは、我々だけでした。
なので、とても目立ってしまい、山頂付近でくつろいでいる人たちの注目の的になってしまいました。
我々は、ほとんど餅つきの経験がなく、私も小さい頃に近所の餅つきを眺めて、出来上がったあんこや黄な粉餅を食べるだけでしたので、今回はとても楽しみにしていました。
今は電動餅つき機で簡単にお餅を作れてしまうので、臼と杵を使った本格的な餅つきをやる機会がほとんどありません。実際に、臼と杵を使って餅つきをやってみると、思った以上にパワーが必要で、それなりに結構な労力が必要なんですね。
めずらしい光景なので、山頂で休んでいた人たちも集まってきました。
自分たちだけで楽しむのもどうかと思い、見学に来た若者男性グループやカップル、子供連れのファミリーに
「もしよろしければ、餅つきをしてみませんか?」とお誘いをしたところ、
「え? いいんですか?」と言って、皆さん喜んで餅つきをしてくれました。
私たちは「よいしょ! よいしょ!」と声掛けをして、
「お上手ですね?」と褒めたところ、皆さん、さらに喜んで一生懸命に餅をついてくれました。
結果的には飛び入り参加の方々にお餅をついてもらったような感じになり、我々はとても有難かったのですが、皆さん、下山の時には、「どうも有り難うございました。良い経験ができました」とむしろ感謝されてしまいました。
この時、周りの人たちとも一緒に楽しみを共有したり、感謝されたりすることは、何とも言えない心地良さが湧き出て来ることを、我々一同感じることができました。
この日は天気も穏やかで、山頂からの絶景を眺めながら、柚子ネギの特製だれやカラムーチョ、きなこなどのトッピングを付けたつきたてのお餅は、ビールのお供には最高でした。
景信山のお餅つきは1年中やっているようですので、季節の良い時期に、ご家族や仲間と
体験してみてはいかがでしょうか?