【人生100年時代の生き方】
2025-01-15
従業員の希望に応じて、定年後も雇用を継続する制度(継続雇用制度)の適用年齢を段階的に引き上げる経過措置が設けられていましたが、 その経過措置が終了し、2025年4月から「65歳までの雇用確保」が完全に義務化されます。これは、少子高齢化に伴う労働力不足を補うための措置と言われています。
継続雇用延長というのは、雇用延長を希望する人にとっては良い制度だと思いますが、一般的に上場企業に勤める人の多くは、55歳で役職定年を迎えると給与は50~75%程度に減額され、60歳以降は更にその50~75%程度まで給与が減額されてしまいます。
私の知人たちも、55歳の時点で給与は減額されるけれども60歳以降も雇用延長を希望するのか、60歳で減額されずに定年退職するのか判断をしなければならず、どちらを選択するか迷った結果、60歳で退職する方も雇用延長を希望する方もいました。
元気な限り働き続けたいという人もいれば、定年退職後は悠々自適にのんびりとした生活を送りたいという人もいて、考え方は人それぞれですが、人生100年時代と言われる中、長く生きればその分の生活資金も必要となりますし、現在の60代70代は若々しくて元気な人も多くいます。
年金だけでは生活していくのは困難であると言われている時代、定年後の人生をどのように生きていくのかは、置かれた環境やその人その人の考え方によっても異なってくるものですが、自分の人生については、若い時期から考えて準備をしておくことが大切だと思います。
65歳までの雇用確保が今年の4月からは完全に義務化はされましたが、企業に勤める限りは長くても70歳には終了するわけで、私のように元気な限りは仕事を続けたいという人にとっては、元気なうちに長く仕事を継続できる基盤を自分なりに築いておく必要性を改めて感じています。