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【海外での入浴で髪がバサバサになる理由】

2022-05-20

海外でシャワーや入浴した時、泡立ちにくかったり、髪がバサバサになった経験はありませんか? 

それはなぜでしょうか?

お水には軟水と硬水があることはご存じだと思います。

WHOでは、ミネラルの含有量が0~120mg/L未満は軟水、120mg/L以上は硬水と分類されています。

日本のほとんどの地域の水道水は軟水ですが欧米では硬水が多いため、シャワーや入浴の時の泡立ちや洗髪後の髪のしなやかさに違いが出るのは、日本と欧米で水の種類が異なることが原因です。

この軟水と硬水ですが、健康や美容の面でもメリットとデメリットがありますので、その特徴を理解して使い分けることが大事です。

硬水はミネラルが豊富ですので、現代人に不足がちなミネラルを補うことができます。硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムは、血液をサラサラにする効果があると言われていて、動脈硬化の予防や、心筋梗塞や脳梗塞のリスク減少に期待が持てます。マグネシウムは下剤にも使用されていますので、便秘解消効果も期待ができますが、体質によっては、硬水を飲むことで下痢や腹痛などの症状が出る場合がありますので注意は必要です。

欧米でシャワーや入浴時に泡立ちにくかったり、髪がバサバサになったりするのは、石けんの成分と硬水に含まれるミネラル成分との相性が悪いため、化学反応を起こして凝固してしまうためです。

また、マグネシウムには基礎代謝を促進させる効果がありますし、カルシウムには脂肪燃焼を促進し脂肪の吸収を抑制する効果がありますので、ダイエット効果も期待できますね。

一方軟水は、ミネラル成分の含有量が少ないため、まろやかで口当たりが良く飲みやすいのが特徴です。硬水とは異なり、石けんとの相性が良いので泡立ちが良く、固まることもないため、髪のバサバサや肌のトラブルの元となる洗い残しを防ぐことができます。髪や顔、身体を洗うときの水は硬水ではなく、軟水の方がいいですね。

いつも何気なく飲んだり使ったりしている水ですが、硬度の違いによって健康面や美容面で違いがあるので、その特徴を理解してうまく使い分けたいですね。

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