【お墓も変化してきました】
2023-04-03
ここ1週間、お彼岸の時期もあって、お墓参りや弔問で故人へのご挨拶に7か所へ行ってきました。例年は、お彼岸の時期は3~4か所程度なのですが、今回は幼馴染や後輩、母の友人宅への弔問などが同時期に重なって、いわゆる「シンクロニシティ―」や「コンステレーション」が生じたのではないかと思うほど、偶然が重なっていました。
また、会社員時代の山仲間の元上司や先輩、友人を偲ぶための燕岳山行は時々していたのですが、コロナの関係でしばらく見送っていたところ、今年は引き寄せられるように同じタイミングで8月に行く計画も決まりました。
今回、多くのお墓参りをして感じたことは、お墓のあり方が随分と変わりつつあるということです。
私の妻の家系のお墓は、元禄時代から2家系の家族だけが代々継続して使用している小さな墓地にあるのですが、今までは本家の方がボランティアとして管理をしてくださっていました。しかし、ご高齢のために継続して管理していくことは困難だとのことで、今回は関係者が集まって、誰が今後は管理をしていくかという相談会が行われました。この墓地では、既に無縁仏となっているお墓も少なからずあり、何らかの対策は必要と思いました。
一方、私の後輩のお墓では、納骨堂に遺骨が安置されていました。
納骨堂へのお参りは初めてでしたので、イメージがまったくわきませんでした。
ここでは、故人の名前を伝えると参拝室に案内され、タッチパネルで故人のご遺影や思い出の写真、動画が2つの大型モニターに映し出され、故人が好んだと思われる音楽も流れてきて、故人やご家族のあゆみを画像を通じて偲ぶことができました。
最近の結婚式では、記念の写真や動画を一生の思い出として残るように音楽を含めて編集してくれるサービスがあり、とても好評を得ていますが、このお墓版だと思いました。
無縁仏を含めて墓石だけのお墓や、今回の納骨堂のように故人の遺影や思い出の写真・動画が永続的に映し出せるお墓もあり、管理面も考えると、現代的でとても良い形式のように感じました。