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【元気な老人になるためには】

2024-09-15

人生100年時代と言われていますが、確かに最近は元気な80歳代、90歳代の人が多くなってきたように感じます。一方、70歳代になると急に老け込んでしまって、いわゆる老人のようになってしまう人が多くいるのも事実です。

このように70歳を超えて急に老け込んでしまう人と、80歳代90歳代になっても元気で楽しい人生を送っている人とは何が違うのでしょうか?

若い時に一生懸命働いて老後のために貯金をし、多くの資産を築いたとしても、健康を害して動けなくなったり、いろいろな事に対する意欲がなくなれば、旅行に行ったり、買い物をしたり、美味しいものを食べたりといったことができなくなるばかりでなく、そのような事自体にも興味がなくなってしまい、ただ生きているだけの人生になってしまいます。

高齢者医療に精神科医として長年携わってきた和田秀樹氏は、「70歳が老化の分かれ道」という著書の中で、若さを維持する人と一気に衰える人の違いや、老いを遅らせる生活方法などについて多くのことを述べています。

老化防止のためには、意欲の低下予防と運動機能を維持することが特に大切ですが、運動や散歩などをしようという意欲自体がなければ、家にこもるような不活性な生活スタイルになってしまい、元気のない老人になってしまいます。

意欲の点で言えば、特に脳の前頭葉の老化に個人差があると指摘しており、この前頭葉というのは、創造性や他者への共感、想定外のことに対処するといった機能を持つ組織のようです。

この前頭葉の老化は40歳代から進んでいて、年を取るほど意欲が低下していくのは自然のことですが、いかにこの意欲の低下を予防するか、ということがとても大事で、その秘訣は可能な限り現役で社会と繋がっていることだと言います。

日本の就労率は、60歳〜65歳で約64.2%、そこから5歳ごとに就労率は激減し、70歳代で4.7~9.5%、80歳代前半では1.6%、80歳代後半からは0%になってしまいます。

近年はインターネットや様々なアプリケーションが普及し、コロナの影響もあってか職種によってはインターネットが繋がってさえいれば、会社でなくても仕事ができる社会環境になってきました。

私は元々仕事や旅行が大好きなので、国内外の旅行をしながら仕事を続けていくことによって、元気で楽しい人生を末永く送っていきたいと思っています。

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