apc株式会社

APC株式会社

【台湾に行って感じたこと】

2023-01-15

久しぶりに台湾に1週間ほど行ってきました。

コロナの影響で、ハワイと同じく日本人観光客は激減しているとのことです。高雄や台南では、日本人観光客目当てのお店は閉店しているお店が目立ちましたが、さすがに台北では日本人駐在員も多いせいかコロナの影響を感じることはありませんでした。

台湾のマスクの着用規制は、昨年の12月1日から緩和され、日本と同様に屋外でのマスク着用義務は撤廃されました。しかし、屋外でもほぼ100%の人はマスクの着用を継続していて、几帳面で慎重な民族性は日本と同じだと感じました。

台湾の人は親日的だと言われていますが、私が接した台湾人は、全ての人が親切な人ばかりで、私が日本から来たというだけで笑顔になり「日本のどこに住んでいるの?」「日本には私の友達がいるの」「台湾の人は日本が大好きで、コロナが落ち着けば、皆日本に行きたい人ばかり。日本の街は綺麗だし、日本人は親切で、食べ物は美味しいし酒もうまい」と日本のことをべた褒めするので、私も嬉しくなり滞在期間中はとても楽しく心地良い時間を過ごすことができました。

今回、日本統治時代に建てられた台湾総統府と日本統治終了後に台湾を支配した蒋介石総統を記念して建てられた中正記念堂も見学してきました。

どちらも日本統治時代以降の歴史をパネルで展示していて、各国の言語で解説を聞けるツールも無料で貸出をしてくれて、国内外の人に対して非常にオープンな印象を持ちました。

少し前までは自由見学は不可で、全行程はガイド同伴による見学となり、総統府の建物は常に警察官憲兵隊員による警備下にあって、見学者は監視カメラでチェックされていたようです。もちろん撮影は不可で、ビデオ、カメラ(カメラつき携帯も同様)は持ち込みできなかったようです。

今回の私は、予約なしで入れましたし、携帯カメラの持ち込みも撮影も可で、監視もつかずに自由に行動ができました。ところどころに展示内容の説明をしたり、記念写真を撮ってくれたりする要員が配置されていて、なんてこの国はオープンマインドな国なんだ、と思ったほどです。

後で知ったことですが、現在の蔡英文総統は政策的に国内外の人々へ台湾のPRを推進しているようで、そのために国内外の人たちに現在のオープンな台湾をアピールする政策に舵を切ったためと理解しました。

中正記念堂で展示されている資料では、第2次世界大戦後、中華民国の領土に編入された当初は、台湾人に対する弾圧が長い間続いていて、現在のように自由で民主的な国になったのは、ごく最近になってからであることが理解できました。

最近の世界情勢を鑑みると、今後も気楽に台湾に行くことができるかどうかはわかりませんので、今回、貴重な体験をすることができて良かったです。

«

»