【子育ての大変さを痛感!】
2024-01-31
【子育ての大変さを痛感!】
娘が出産したために、しばらく我が家に里帰りをしているのですが、子供が生まれて3週間後の母親の産後健診で、子宮に異常が見られたことから、緊急手術をして入院することになりました。
娘の夫は他県で仕事をしているため、急遽、妻と私の二人だけで新生児の育児をすることになりました。古希を迎えた年齢になって、新生児の寝かせ付け、オムツ交換、ミルクを飲ませる、といったことを毎日することになるとは、夢にも思っていませんでした。
テニスの大坂なおみさんが、産後の復帰第1戦で勝利し、勝利者インタビューで、
「子供の寝かせ付けやオムツ交換に比べれば、テニスの方がずっと楽だわ!」
とコメントして観衆を沸かせていましたが、私も今回の緊急新生児育児体験を通じて「確かに育児は大変だ!」と思うと共に、どんな人でも子育ての大変さは世界共通だ、ということを実感しました。
私の場合、子供が生まれた時は、仕事が超多忙な時期だったこともあり、毎日が残業や出張の連続で、妻が育児のほとんどを担ってくれていました。妻は、子供の夜泣きで自分の睡眠時間も十分に取れなかったにもかかわらず、私の仕事に支障があるからと言って、子供とは別の部屋で私を眠らせてくれたことを思い出し、改めて妻への感謝の気持ちを再認識することができました。
アメリカ合衆国中央情報局(CIA)が発表している「The World Factbook」によると、2023年(推定)の合計特殊出生率の最新ランキングでは、日本の出生率は1.39で227国中215位でした。先進国(G7)で出生率が2を超えたのはフランスのみで、多くの先進国では少子化は共通の課題になっています。
日本は、今では夫婦の共働きが主流になってきていて、少子化対策の一環として女性が出産後も就労を継続できるようにするために、男性版の産休制度が昨年新設されました。
政府や企業も、家庭において女性に偏りがちな育児や家事の負担を夫婦で分かち合うことが、少子化、労働力不足、ジェンダー平等といった社会課題の解決につながっていくことを認識し、後押ししてくれることが期待されています。
この制度の導入によって、男性の育休取得率は上がってきていますが、夫婦で助け合いながら育児をしていくことがいかに大切であるかということを、今回の思いにもよらぬ新生児育児体験を通じて痛感致しました。