【120歳まで現役で楽しく生きよう!】
2024-04-15
知人から「120歳まで現役で楽しく生きよう!」というプロジェクトを発足するので協力して欲しいと言われ、その説明会に参加してきました。
参加者は、医師、IT企業、コンサルティング、薬剤師、製薬会社、電気メーカー、建設会社などの分野で活躍していたOBや現役の方々で、このプロジェクトについての説明を受け、その実現性や課題等についての意見交換を行いました。
このプロジェクトの目的は、
- 生涯現役を目標にしてセカンドステージでも社会貢献し続けられるコミュニティーを創生する。
- メンバー一人ひとりの夢実現を目指し、いきがい・やりがい・健康に注目し、健康寿命120歳の実現を支援する。
というものです。
人生100年と言われる高齢化社会をリードする日本において、人生120年は夢ではなくなってきており、いわゆる定年後の60年間(セカンドステージ)をどのように過ごすのかというのは、多くの人にとって大きな課題になってきています。
このプロジェクトでは、豊かなセカンドステージにするためには、健康管理だけではなく、様々な人たちとの交流や社会貢献が重要であるとし、そのための支援をメンバーに提供していくことを考えています。
ボランティア的な活動では限界があるため、意欲の高い人には会員になってもらい、その会費で運営をするという事業化を目指しています。
当日の説明会参加者は全員、この趣旨や背景には賛同していましたが、会員の対象者や具体的な活動内容、会費・運営費等を考えると、少しハードルが高いと感じる人が多かったようです。
例えば会員は、当面は大企業・外資系企業の部長職以上であった方を対象とするという案があったのですが、そのような方は、定年退職後は悠々自適な生活に満足している方も多く、今さら苦労してお金を払って勉強しようとする人がどの程度いるのだろうかという意見がありました。
また、部長職以上と言っても、どこでも共通して能力を発揮できる人もいれば、その会社でしか通用しない人もいるし、時代が大きく変化した現代において、その方の知識やスキル・能力が通用するかと言われれば、はなはだ疑問である、という意見もありました。
更には、あらたなスキルや技術を学ぶとしても、社会に貢献できるようになるためには、それなりの年月が必要で、それまで会費を払い続ける価値が見いだせるか、といった意見もありました。
いずれの意見もこのプロジェクトを進める上ではクリアしていかなければならない現実的な問題で、それなりの会費を徴収して事業化していくことの困難さを感じました。
主催者の方は73歳で、既にいくつかの事業に成功している経営者なのですが、このような大きなテーマに更に挑戦していこうというチャレンジ精神に、私は大きな感銘を受けました。